私達の社会のライフラインでもある埋設管は、生命線として地中に張り巡らされるように整備され、私たちの暮らしを支えてくれています。
しかしその埋設管の老朽化が深刻な社会問題とされ、早急な復元が求められています。
ご紹介するSK工法は老朽化した埋設管を安全かつ経済的に延命させる工法です。
特許取得の炭素繊維マットで、既設管を傷めず溶接
復元機能付きステンレス巻鋼板で、施工が楽、工期短縮
内面バンドの数が減らせるため、コストダウンが図れる
凸部がなく水がスムーズに流れる
水漏れが起こりにくい
従来施工法(内側バンド+SUS巻鋼板) | SK工法(溶接構造+復元機能付きステンレス巻鋼板) | |
軸方向接続法 | ||
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円周方向接続法 | ||
特 徴 | ●水漏れが起こりやすい。 ●内面バンドがあり、水の流れがスムーズに行きにくい。 ●内面バンドの数が増え、高コストになりやすい。 |
●水漏れが起こりにくい。 ●凸部がなく水がスムーズに流れる。 ●内面バンドの数が減らせるため、コストカットを図れる。 |
お使いのスマートフォンの画面を指先でスワイプすることで、比較対象することが出来ます。
復元機能付ステンレス巻鋼板をΦ550耗に巻取り加工し、マンホールから搬入します。
復元機能付ステンレス巻鋼板と炭素繊維マットの取り付け位置(溶接位置)をマーキングします。
巻き取り加工した復元機能付ステンレス巻鋼板のバンドを緩めて復元機能を確認します。
マーキングに合わせて、復元機能付ステンレス巻鋼板と既設管の間に炭素繊維マットを施工します。
復元機能付ステンレス巻鋼板を既設管の内径まで拡径し、位置調整しながら仮止めします。
復元機能付ステンレス巻鋼板の軸方向と円周方向のTig溶接を行います。
既設管の両端部に内面バンド(幅300耗)を接合した後、外圧試験を行い、施工完了です。
SK工法には弊社が開発しました炭素繊維シートを使用しております。この製品は航空機の部材などに使われるCFRP(炭素繊維強化プラスチック)の製造時に出る端材を”独自技術”で樹脂を完全に取り除き、マットに仕上げたものです。
これまでの炭素繊維シートやマットは平織・綾織・朱子織などが一般的でしたが、弊社は5cm~10cm程の短繊維を材料にPAN系炭素繊維100%マットを製造することに成功しました。
埋設管の中には農業用の物も多く存在し、その老朽化も深刻な問題として挙げられます。
このマットをSUS鋼管の溶接裏手に使用することにより、農水関連管更生において飛躍的な経済的工法を実現いたします。尚、工事は1mから可能です。
2017年 7月 21日 特許登録
(特許第6177196号、特許6177197号)
「配管の再生方法」
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